caakの最近のブログ記事

八月最後の土曜日、寺町商店街の夏祭りが開催されました。
寺町大通りに面して続くのが寺町商店街。
CAAKの町家もこの商店街の中にあります。
米屋、八百屋、魚屋、肉屋、ケーキ屋、和菓子屋、コーヒー屋、畳屋、設備屋、金物屋、居酒屋に金魚屋、コンビニ、さらに設計事務所まで!!
生活に必要なものはすべて揃ってしまう、ステキなところです。
ちなみにこの寺町大通り、昔は市電が通っていたそうです。

商店街の準会員?としてCAAKメンバーもお手伝いに。

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畳屋さんの指導でフランクフルトを焼く金岡くん(CAAK候補?!)。
その他、コパン(本格フレンチです)のおじさんが焼く絶品焼きそば、和菓子の老舗戸水屋さんの特製だんごなどなど、おいしそうな屋台が並びます。

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宴もたけなわ。
寺町大通りの片側車線を封鎖して、余興が始まりました。

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待ってました〜!!
武藤さんのベース、浜田さんのトランペットが鳴り響きます。
このチャレンジャーなバンドの存在は、寺町の、いや金沢の希望です。

そしてお父さんたちにバンド結成を決意させた、泉野小の子供たちの演奏が続きます。
すごいっ。上手っ。
いきいきとまっすぐな小学生のパワーに圧倒されました。
バトントワラーの子たちもかわいく凛々しかった〜。

奇しくもCAAKレクチャーと重なっていたため、途中退席となりましたが、手作りの夏祭り、とっても楽しかったです。
寺町のみなさま、ありがとうございました〜!
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(り)
いつもCAAKをご支援いただき、ありがとうございます。
次回レクチャー&パーティのお知らせです。


ゲント在住のオランダ人アーティスト、ニコリン・ファン・スタペールが自作を携えて金沢にやってきます!
つきましては、作家によるプレゼンテーション及びパーティを開催いたします。
当日は作家自ら「立体彫刻」のパフォーマンスも行います。
皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加下さい!
合わせてニコリンのミニ展示も開催いたします(展示は5/9まで)。

【日時】     2010年4月11日(日)
【会場】    kapo(金沢市小将町1-11山越サンアートビル内、www.kapolog.com)
【参加費】   無料 (パーティ参加費1000円)
【スケジュール】
       19:00-19:30 プレゼンテーション&パフォーマンス
       19:30-    パーティ
【主催】    CAAK: Center for Art & Architecture, Kanazawa, kapo
【お問い合わせ】office@caak.info    ※事前申し込み不要

※Nicoline van Stapele/ニコリン ファン スタペール
オランダ人アーティスト。ベルギーのゲントを中心に活動。
http://www.nicolinevanstapele.com

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CAAK事務局
CAAK; Center for Art&Architecture ,Kanazawa
URL: http://www.caak.info/
blog: http://blog.caak.info/
mail: office@caak.info
こんにちは〜。

3月6日、7日と
主催香林坊ハーバー、企画CAAKで
『ビデオアートミーティング in 金沢』が行われます。

国内外の映像作家さんの作品展示!!
各キュレーターの方々の連続レクチャー!!!

展示会場はしっとり町家のまちやゲストハウス!
レクチャーはいきいきスペースkapoで!!!

残り一週間。メンバーのみなさん、がんばっていきましょう。
みなさん是非、お越し下さい〜。

(NN)


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いつもCAAKをご支援いただき、ありがとうございます。
次回レクチャー&パーティのお知らせです。


CAAKは1月17日(日)、アーカイヴィストの上崎千氏をお招きして、レクチャー&パーティを行います。お誘い合わせのうえ、どうぞご参加くださ
い。

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◯CAAK Lecture 29
上崎千「美術アーカイヴの構築:草月アートセンター資料を事例として」
【内容】上崎氏が取り組む慶應義塾大学アート・センターでのアーカイヴ構築、
特に1960年代に日本の前衛芸術運動の母胎となった草月アートセンター資料の
アーカイヴ化を事例として、美術アーカイヴの可能性と課題について論じる。

【日時】2010年1月17日(日)19:00開始
【会場】寺町の町家(金沢市寺町2-3-4)
【参加費】1,500円(パーティーに参加されない方は1,000円返却いたします。)
【定員】40名
【言語】日本語
【主催】CAAK Center for Art & Architecture, Kanazawa

【スケジュール(予定)】
19:00-19:30 レクチャー
19:30-19:45 質疑応答
20:00-22:00 パーティ

【お問い合わせ】office@caak.info ※要事前申し込み
(参加ご希望の方はお手数ですがoffice@caak.info まで、お名前、所属と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込みください。)
URL http://www.caak.info

【講師プロフィール】
上崎千(うえさき・せん) 1974年生まれ。芸術学・批評・アーカイヴ理論。98年、多摩美術大学大学院美術研究科修了。2007年度より慶應義塾大
学附属の研究機関(アート・センター)にて、戦後日本の芸術に関するアーカイヴの設計・構築に従事。同大学大学院文学研究科特別研究助教。主な論文=
「岡崎乾二郎のディプティック」『SAP Journal』10号(セゾンアートプログラム)、「印刷された問題(printed matter)――
ロバート・スミッソンの眺望」『アイデア』320号(誠文堂新光社)、「アーカイヴと表現(A Whole List of Things)」
『ARTLET』28号(慶應義塾大学アート・センター)など。

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CAAK事務局
CAAK; Center for Art & Architecture ,Kanazawa
いつもCAAKをご支援いただき、ありがとうございます。
次回CAAKレクチャー&パーティのお知らせです。


さて、今月4日~2010年1月23日の期間に、
オランダ在住のアーティストのトマス・モンセス氏
金沢と東京に滞在し制作を行います。
トマス氏は現在、まちやゲストハウスに滞在し、
kapoのスタジオで制作を行っています。

直前のお知らせで大変恐縮ですが、この滞在期間中に2会場でイベントを行いますのでぜひご参加ください。


※2つのイベントの申し込み先は、団体が異なります。お気をつけ下さい。


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◯CAAK レクチャー&歓迎パーティー
Thomas Monses " Patches of Representation "
内容:これまでトマス氏が制作してきた作品の紹介。
日時:2009年12月13日(日)19:00開始
会場:寺町の町家(金沢市寺町2-3-4)
参加費:1,500円
(パーティーに参加されない方は1,000円返却いたします。)
定員:40名
言語:英語
主催:CAAK Center for Art & Architecture, Kanazawa
スケジュール(予定):
19:00-19:45 レクチャー
19:45-20:00 質疑応答
20:00-22:00 パーティ
お問い合わせ:
office@caak.info ※要事前申し込み
(参加ご希望の方はお手数ですが
office@caak.info まで、お名前、所属と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込みくださ
い。)
URL 
http://www.caak.info



◯レセプションパーティー
Thomas Monses
内容:今回の滞在中に制作した作品のプレゼンテーションと交流会。
日時:2010年1月23日(土)
14:00~
会場:kapo(金沢市小将町1-11 山越サンアートビル内)
参加費:当日500円
定員:なし
主催:kapo
※詳細未定:内容が決まりましたらkapoウェブサイトにてお知らせ致します。
お問い合わせ:
info@kapolog.com
URL:
http://www.kapolog.com



アーティストプロフィール
Thomas Monses
http://themoonsmass.wordpress.com/about-2



※今回のアーティストインレジデンス企画はCAAKとkapoの初の連携による、海外連携に向けた企画です。


CAAK事務局

みなさま、いつもお世話になっております。

前日の野老(ところ)さんのレクチャーも盛り上がり、勢いのままに二夜連続のレクチャーへ。

 

二日目は、建築家の長谷川豪さんをお招きしました。

長谷川さんは、身の回りの風景を独自の視点で捉え設計されており、最近のお仕事を通じて環境から建物を立ち上げる考え方や手法などをお聞きしました。

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最近のお仕事としては、独立のきっかけとなった『森のなかの住宅』をはじめ、『桜台の住宅』、『五反田の住宅』、今年2月に竣工した『狛江の住宅』、来年2月竣工予定の『練馬アパートメント』などがあります。

 

・誰のものでもない空間(=誰かのモノになりきれない空間)

・ただ空間があるだけでなく、空間そのものが働きはじめるような空間の存在感

 

に可能性を感じていらっしゃって、建築をつくるのにいかされているようです。

 

森のなかの住宅では、南側が河川、北側が敷地から4mも高い遊歩道であり、見下ろされるのを施主さんが嫌がったそうです。

ですが、せっかく解放感のある森の中なのに、北側を閉じて閉鎖的にするのはもったいないですよね。

そこで、大きな切妻屋根の中に、7つの小さな小屋を並べ、大きな屋根と小さな屋根に誰のモノでない空間をつくったそうです。

この空間は、光や森の風景が取り込まれ、南側の光が反射され北側の屋根を明るくさせる働きを持っているようです。

平面図式にとらわれない発想をすることで、内外の空間だけでなく各方角の特徴をも結び付け、新たな環境へと広がっていますね。

 

 

桜台の住宅は、住宅の真ん中に中庭のような2層吹き抜け部屋がつくられ、外側に家庭菜園などをする普通の庭を設けそれらの間で生活をするような住宅のようです。

部屋いっぱいに家族共有のテーブルが設置され、テーブル下に束を立てることによって中庭としての機能も持ち合わせています。

80cm角の窓で各部屋とつながり、窓から少し離れることで死角になり個人の空間が確保されるが、中庭の空間から気配を感じ、数歩窓に近づけば家族と直接つながることもできる空間となっているとのこと。

誰のものでもない空間をつくることで、ドアの開閉による雑な関係の変化よりも、気分に応じて柔らに家族の関係を調整できる、良い手法だと思いました。

 

五反田の住宅は、敷地内に建物を2棟つくり、その間にらせん階段を設けスキップフロアや廊下の役割を持ち2棟をつなげています。

らせん階段は、長谷川さんが現地調査の時にただの雑居ビルより、屋外階段のついた雑居ビルの方がまちとの結びつきが強いと考えているようで何かに使えないかと思ったそうです。

部屋を移動する時に、らせん階段の窓からまちの景色を見せることで、必ずまちを体験させています。

これによって、まちに対してそれぞれ独立した食事やトイレ、お風呂のためのスペースが存在しているようであり、家で過ごすというよりも街中で過ごしているような空間となっているそうです。

 

狛江の住宅は、周辺が閑静な住宅街であり、パビリオンのように軽快に建てることでまちを明るくできるのではと考え、つくられたそうです。

敷地が第一種低層住居地域角地の敷地であり、建蔽率の対策として半地下を設けています。

リビングやダイニングなど客人も使う部屋を平屋一階部分に、子供部屋や寝室などプリベート空間を半地下部分に配置され、半地下の上にはリビングの床から1m高い庭を設け天窓から採光を取るようになっています。

地下に棲むことは、土に囲まれ、空を見上げて生活を動物の巣穴のようであり、外からの視線を気にせずに静かで快適に過ごせそうですね。

 

練馬のアパートは、それぞれの部屋をプランニングするよりも庭のバルコニーの形やプロポーションを変えることで各個性を作っていけるかを考えて設計されたそうです。

長谷川さんは、一般的な集合住宅によく見られる、玄関に水場を集め、同じ方向と場所にバルコニーを設け、同じ時間場所に出て洗濯物を干すといった均一的な部分をすごく退屈で気持ち悪い状態と受け止め、

 

・3層吹き抜けの坪庭があるメゾネット型テラス

・一列に細長い庭をつくり部屋を並べる

・角部屋ならL字型につくり庭側に水際をつくる

 

この3つの形式の個性的な庭をつなぐことで、空間に個性を出すようになさっています。

これら空間を歩くことで、まちを歩くことと一緒で通り沿いの庭を眺めたりすることと同じ様に感じればとおっしゃっていました。練馬のアパートの竣工が楽しみですね。

 

 

レクチャー後は、いつものようにパーティーです。

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そうめんチャンプル~など夏っぽい料理が中心でおいしかったです。

今回は、今年4月に関東の大学に編入した、多田君が半年ぶりに寺町町屋に帰宅。

向こうでも、頑張っている様子でした。

僕らも負けていられません!

 

 

新しい環境をつくり、建築とまちを結びつき生み出す...

誰のものでもない空間が秘める可能性はまだまだありそうでワクワクしました。

今後の長谷川さんのご活躍も目が離せません。

長谷川さん、ありがとうございました。

 

今月発売の新建築住宅特集9月号に『狛江の住宅』が掲載されています。

CAAKメンバーの吉村さんが設計された、『N-CUBE』も掲載されているので、要チェック!!です。


それでは、みなさま楽しい夏を~

次回のレクチャーをお楽しみに。

(YW)

レクチャー&パーティのお知らせです。

2009718日、トラフ建築設計事務所の鈴野浩一(すずの こういち)さん、禿 真哉(かむろ しんや)さんをお招きして、レクチャー&パーティを行います。

トラフのお二人は、建築の設計をはじめ、インテリアデザイン、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など、幅広いデザインに取り組んでおられます。

レクチャーでは、初期の作品をはじめ、21_21 DESIGN SIGHT 「骨」展、Y150 NISSAN パビリオンの会場構成、横浜に竣工した住宅など最近作をお見せしていただきながら、トラフの発想法についてご紹介していただきます。

 

みなさまお誘い合わせのうえ、どうぞご参加ください。

 

 

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CAAK Lecture 24
トラフ建築設計事務所「トラフ的発想法」

 

【日時】2009718日(土)19:00開始


【会場】寺町の町家(金沢市寺町2-3-4


【参加費】1,500円(パーティに参加されない方は1000円をご返却いたします。)


【定員】40


【スケジュール】
19:00-19:30
 レクチャー
19:30-20:00
 質疑応答
20:00-22:00
 パーティ


【主催】CAAK: Center for Art & Architecture, Kanazawa

【講師プロフィール】
トラフ建築設計事務所

鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろしんや)により2004年に設立。

建築の設計をはじめ、インテリアデザイン、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など、幅広く取り組んでいる。

主な建築作品に「テンプレートイン クラスカ」「テーブル オン ザ ルーフ」「回転体」「UDS上海オフィス」「NIKE 1LOVE」「ブーリアン 東大医学部教育研究棟 鉄門カフェ」「港北の住宅」など。

2005年「テンプレート イン クラスカ」にてアジアデザインアワード アジアデザイン大賞、「ブーリアン」にてJCDデザインアワード2007金賞、商空間アワード2007 グランプリ受賞。「NIKE 1LOVE」でJCDデザインアワード2007銀賞。ベストデビュタント賞 2008MFU主催)にも輝く。


【関連URL

トラフ建築設計事務所 

http://www.torafu.com

21_21 DESIGN SIGHT-「骨」展 Bones

http://www.2121designsight.jp/bones/index.html

横浜開国博Y150

http://event.yokohama150.org/

 

【お問い合わせ】office@caak.info
※要事前申し込み(参加ご希望の方はお手数ですが、
office@caak.info
まで、お名前と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込み下さい。

URLhttp://www.caak.info/

 

 

CAAK Lecture 24

TORAFU ARCHITECTS Lecture & Party, "TORAFU's Way of Thinking"

Date: Saturday, July 18, 2009

Time: 19:00-22:00

Venue: Machiya in Teramachi (Teramachi 2-3-4, Kanazawa)

Lecturer: TORAFU ARCHITECTS(Koichi Suzuno,Shinya Kamuro)

Admission: 1,500 Yen (CAAK refund 1,000 Yen to whom will not attend  

the party)

Capacity: 40. Booking Required

Organized by: CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa

Contact:

Please send e-mail to office@caak.info with your name and your contact

information. Prior booking required due to the limited space.

URL: http://www.caak.info

 

The lecture will be in Japanese.

-- 
CAAK事務局
CAAK; Center for Art&Architecture ,Kanazawa

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mail: 
office@caak.info

 

こんにちは。

いつもお世話になっております。

 

笹が揺れる音などから、『涼』を探したくなる季節になってきました。

そんな7月の7日は、七夕です。

みなさんは、短冊にお願いを書きましたか?

晴れて天の川が見えているといいですね。

みなさまの願いが叶いますように・・・

 

話はかわり、今回のレクチャーは、日本の'たべる'をつくる会社Foodelco代表でありフードディレクターの奥村文絵さんです。

奥村さんの手がけた、山形県遊佐町でのイベント『17人の遊佐ごはん』や『800 for eats』を例にとりながら、今、食べること自体が『味』以外のところで考えなければならない、関われるところがあるということなどに関するお話を伺いました。

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ごはんをデザインするということは、身近なものをデザインすることですね。

奥村さんは、ごはんをデザインすることを考える時に一度

 

いつ(機会)

だれと(ターゲット)

どこで(空間)

どのように(食器/盛付け/家具)

どのくらい(パッケージ)

なにを(レシピ/食材)

 

に情報を分解するそうです。

奥村さんは、これらデザインを『モノのデザイン(食器/空間/家具)・コトのデザイン(どんな風に食べるか/アクションをデザインする)・ヒトのデザイン』といった3つの軸に分類できるのではと考えていらっしゃいます。

フードディレクターとういう仕事は、これらの中心に入り、それぞれを結びつけ、一つ一つをつくるより全体を創り出すお仕事のようですね。

 

奥村さんが企画された『17人の遊佐ごはん』の開催地の山形県遊佐町は、鳥海山から日本海まで広がる街で、砂糖以外の食べ物をほとんど自給できるそうです。

しかし、農家の方々は、魚も豚も米といった資源が豊富にあっても、売り方がわからない人が多く、昭和初期になくなり、試験場にわずか5粒程だけ残っていた『彦太郎糯(ひこたろうもち)』を復活させても売り方がわからず困っていたそうです。

(モチという漢字は、「餅」=臼と杵で突いて作った後のモチを表し、「糯」=モチ米を表しています。)


農家の人が売り方がわからないということは、日本国内で魅力的な個性のある農産物が生産されているにも関わらず、なかなか全国に広まらない理由の一つかもしれませんね。

 そこで、奥村さんは、間接的に遊佐のまちと彦太郎餅を知ってもらうために食べ方・出会い・買いたくなるカタチ・五感に訴えるカタチの提案をしたそうです。

彦太郎糯を売り出すために、折り曲げた紙ですべて出来ている箱に紅白の餅を包み、彦太郎糯の穂、彦太郎糯の云われや生産者などを書いたおみくじ型のパンフレットなどを入れたパッケージは、2008年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

農作業や味だけで評価されていた農業が、デザインで評価されるようになって美大生もインターンに来るようになったと聞き、人との関わり方が良い方向に変化して、広がり、食べることをデザインすることの潜在的な可能性に驚かされました。


 

『17人の遊佐ごはん』は、直接的に遊佐で育まれるた米(彦太郎糯、プリンセスサリー、オオチカラ)の魅力を地元の人に知ってもらうために、どこの店に行っても遊佐の米を使った料理が食べられるようなイベントを開催したそうです。

このイベントのコンセプトは、米を作った人と同じ思いで料理する人のパフォーマンスをきちんと見せてあげたいというものでした。

17人のうち、13人が料理人、4人が農家であり、使う人と作る人どちらも主役、パフォーマーであるということから『17人の遊佐ごはん』のパンフレットに掲載されています。

たしかに、農家の方のパフォーマンスも素晴らしくなければおいしい食べ物は、作れないですよね。


奥村さんは、おいしい料理をただ食べに行き、帰るだけでは人は動かないだろうと考え、お米をきっかけにたくさんの人達が動いてくれるように周辺の風景、温泉、お土産など食べること以外のアクションの情報をパンフレットに載せたりもしたそうです。

こうした企画、デザインにより地元のお米に対する関心が地域住民に広がり、エリアの百貨店などの小売店で売られたり、料理人が継続して使ったりして地域が活性化されと聞き、僕らにもその熱が伝わってきました。

 


800 for eatsの事例では、日本の食料自給率が40%、農業人口が2.3%でありその平均年齢が63.4歳と紹介され・・・日本の食に危機感を感じました。

そうした危機を身近に感じていなかった人、僕も含めて多い思います。

800 for eatsは、いろいろな場所からいろんなものが集まる東京を日本の八百屋(=800の由来)に見立て、いろいろなものを編集・ものづくりしようとしていて、食の情報発信基地としての可能性を感じました。

モノが集約する東京に800 for eatsがあることで、作物を育てることできなくとも、産地と一緒に日本全体の伝統と技を応援することが出来そうで今後の活動にも期待できそうですね。



800 for eatsでは、佐賀県武雄市で生産されるレモングラスや500年前に中国から伝わり九州で生産される釜炒茶、静岡・高知・九州が作り始めている和紅茶、山形県遊佐町の彦太郎糯などを扱われています。

 その中でもレモングラスを奥村さんに持って来ていただき、レモングラスのお茶を会場の皆様と楽しみました。

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えて30cmほどの大きさに切られた茶葉だけに熱湯を注いで5〜6分ほどお茶を抽出しただけですが、心地よい匂いとほのかな甘さを堪能することができ、会場にいらっしゃった方は「おいしい」、「どこで買えるの」、「どうやって作るの」とうれしい声が。

紹介していただいた奥村さんと丹誠を込めて作ってくれた農家の方々、その他関係者の方々に本当に感謝です。

そんな、レモングラスを『800 for eats』のサイトで購入がすることができます。

あの味を再び楽しみたい方、飲んでみたい方、他のお茶に興味がある方、800 for eatsの活動に興味がある方は、ぜひアクセスをして下さい。


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関連URL

Foodelco inc.  http://www.foodelco.com

画本 - 奥村文絵  http://www.gahon.jp

800 for eats  http://800foreats.com

http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_4750/pid_1.html

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レクチャー後は、パーティーです。

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奥村さん、ありがとうございました。

 

次回のレクチャーをおたのしみ。

 

Y.W

 

 

奥村文絵さんによるレクチャーがあります。

2009年6月30日(火)、
日本の'たべる'をつくる会社Foodelco代表の奥村文絵さんをお招きし、レクチャー&パーティを行います。
フードディレクターとして数々のプロジェクトに携わり、「食」を切り口に様々なご提案をされています。

レクチャーでは、これまで手がけた仕事や今年立ち上げた
オリジナルのフードブランド「800 for eats」プロジェクトを例にとりながら
「食のデザイン」についてお話を伺います。
※800 for eatsのお茶/お菓子をお披露目予定です!お楽しみに!※

みなさまお誘い合わせのうえ、どうぞご参加ください。


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CAAK Lecture 23
奥村文絵(フードディレクター)「ごはんをデザインする、ということ。」


【日時】2009年6月30日(火)19:00開始

【会場】寺町の町家(金沢市寺町2-3-4)

【参加費】1,500円(パーティに参加されない方は1000円をご返却いたします。)

【定員】40名

【スケジュール】
19:00-19:30 レクチャー
19:30-20:00 質疑応答
20:00-22:00 パーティ

【講師プロフィール】
奥村文絵(フードディレクター)
早稲田大学で演劇を専攻後、東京デザインセンター勤務を経て食のデザインに携わる。
2008年、フーデリコ株式会社を設立。
食専門のクリエイティブ・ディレクションという新たなジャンルで活動する。
ブランドコンセプトの開発と食材の掘り起こし、商品開発、パッケージ、
空間、広告、販促、ツール制作などをトータルに導く手法で、
和菓子のブランディングやオリジナルの食ブランド「800 for eats」を展開する。


主なしごと。
「和菓子 鈴懸」「800 for eats」ほか


関連URL
Foodelco inc.  
http://www.foodelco.com
画本 - 奥村文絵  
http://www.gahon.jp
800 for eats  
http://800foreats.com
http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_4750/pid_1.html

【主催】CAAK: Center for Art & Architecture, Kanazawa
【お問い合わせ】
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※要事前申し込み(参加ご希望の方はお手数ですが、
office@caak.infoまで、お名前と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込み下さい。




CAAK Lecture 23
OKUMURA Fumie Lecture & Party
"Designing Food"

Date: Tuesday, June 30, 2009
Time: 19:00-22:00
Venue: Machiya at Teramachi (2-3-4 Teramachi, Kanazawa)
Lecturer: OKUMURA Fumie (Food Director )
Admission: 1,500 Yen (CAAK refund 1,000 Yen to whom will not attend the party)
Capacity: 40. Booking Required

OKUMURA Fumie (Food Director )
Graduate from Waseda University.
She was involved in designing food after career at Tokyo Design Center.
She established Foodelco inc. in 2008.


Organized by: CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa
Contact:
Please send e-mail to 
office@caak.info with your name and your
contact information. Prior booking required due to the limited space.
URL: 
http://www.caak.info

The lecture will be in Japanese.
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勉強会vol.6

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こんにちは。
雨が多い6月に入りましたね。
梅雨入りしていない、今のうちに洗濯物を天日で干す今日この頃。。。


日本全国で金沢は、雨の多い地域。

ぽつぽつ、、、

ぴちゃぴちゃ。。。

色々な音が楽しめる季節だと思います。
じめじめは、少し苦手ですが・・・
雨が楽しくなる傘を探しに外出してみては?




さて、第6回目の勉強会です。
今回は、60年代海外の住宅とモダニズム建築について調べました。
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ルイス・I・カーン、ロバート・ヴァンチューリ&ジョン・ローチ、ジョン・ロートナー・・・
偶然ながら調べた住宅は、全てアメリカにあるものでした。
ヨーロッパの60年代住宅を調べて比べてみても良かったかもしれません。
ですが、今回は空間の密度を高める方法の理解を深めることができたと感じています。



勉強会が終わる頃には、金沢で毎年開催される『かなざわ百万石まつり』の前夜祭『子ども提灯太鼓行列』の子ども達が楽しそうに歩いてました。
caak2009_study6_2.jpg

次回は、『時間』をテーマに住宅を考えます。

それでは〜

(YW)



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