皆様こんにちわ。
最近は、半袖でも過ごせるほど暖かくなってまいりました。
調子に乗って布団もかぶらずに寝てしまい、ここ数日鼻水が止まらないのは僕だけでしょうか...?
さて6月1日に、福島を拠点に活動していらっしゃる建築家の佐藤敏宏さんがCAAKに立ち寄ってくださり、「東日本大震災報告会」というテーマで1時間弱のレクチャーをして頂きました。
佐藤さんは10年前から建築を建てることをやめ、現在の世の中に発生している矛盾・問題点が、どのようなな経緯から起こっているのかを新聞等を読み返しながら、広い視点で勉強しなおしていました。
そんな最中今回の東日本大震災が起こり、地震・津波・原発の3つの災害を経て感じたこと、やらなくてはいけない事、3ヶ月弱たった今の被災地の現状を話してくださいました。
問題があまりにも多岐にわたっており、一つ一つが大きな問題であるため、1時間では到底時間が足りず、佐藤さん自身の魅力もあり、あっという間に時間が経ってしまいました。
現地では建築家・建築学生の活動は全くと言ってよい程なく、多くの人がとりあえずボランティア活動に参加し、建築のノウハウが活かされていない事を非常に危惧していらした。
また、佐藤さんは危険と判断され、次から次へと壊されていく建物の記憶と記録を後世に残すために、建物の実測調査を日々行ってらっしゃる。人手が足りず、夏休みなどを利用して、自分の判断で手伝に来てほしいとの話をしてくださった。
今回は建築関係の方が多く集まったこともあり、被災地から離れたところに住む建築系の人間がどう関わることができるかというメッセージを頂いた。
佐藤さんのキャラクターもあり、終始和やかな雰囲気でレクチャーは進んだが、話からは強い意志を感じた。
パーティでは、一人一人に震災から今現在までに考えてきたことを聞いて回っていらした。話したいことが多すぎて、時間も限られており、今回は話したりなかった。
佐藤さんは、福島から金沢まで片道1万円程だし、いつでも呼んでくれれば来ると言ってくださった。さっそくいつ呼ぶかの話を数人でしています。笑
今回は多くの事を伝えていただきありがとうございました。
また2年後にCAAKに顔を出してくださるということで、その時を楽しみにしております。
(いまい)
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