2010年10月2日、3日に町家巡遊2010のイベントの一つ、おくりいえプロジェクト"ぴかぴか町家"に参加してきました。
(CAAKの寺町の町家も10月16日(土)、17日(日)の町家巡遊のイベントの会場の一つになっています。詳しくはこちらです。http://machiya10.exblog.jp/i4)
ぴかぴか町家は、糸を張り巡らせて「カタチ」を変える、町家の最期を彩るという参加型のイベントです。
このイベントの前半として9月にみんなで町家を掃除して"ぴかぴか"にし、今回後半戦としてみんなで町家を彩らせてきました。
舞台となった町家は金沢市東山2丁目にあり、最後の住み手だったおじいさんが亡くなられてから10年以上住み手がつかないままになっていたそうです。
毛糸を張るルールは完全に参加する人の自由。最初は手がかりが全くなく、気ままに天井から床まで気分の赴くまま毛糸を張っていきました。
そのうち動線が徐々に減っていき、腰を屈め片足立ちというふうにアクロバティックな体制での作業は腰痛持ちの自分にはとても大変でした。
手の届かないところは隣の人にお願いして毛糸を手渡しするなど、この空間には不思議な共同作業も。それぞれ思い思いの形に糸を張っていきました。
最終的に大人一人が屈んでやっと通れる通路一つ分を残して糸を縦横無尽に張り巡らせました。壊される予定の町家を彩りみんなで最期を送る、"おくり人"ならぬ"おくりいえ"。町家の最期を考えるよいきっかけとなりました。
(奥)
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