CAAKレクチャーシリーズ第21回高橋瑞木『もう美術館はいらない?ーまち中アートプロジェクトブームにおける美術館の将来』

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みなさま。

いつもお世話になっております。

 

 

2009年の初レクチャーは、水戸芸術館の学芸員である高橋瑞木さんのレクチャーでした。

 caak21_takahashi1.JPG

 

 

先日、CAAKで開催した「折り紙カフェ 乙女のために、町家でパーティー」から使っている黒板に、レクチャータイトルを書いてみました。

黒板に書くと、学校の授業みたいですね(笑

日直は、CAAKスタッフです。

 


 caak21_takahashi2.JPG


毎月、全国各地でまちなかアートプロジェクト(カフェ・イン・水戸、金沢アートプラットホーム、水都大阪、etc...)が多く行われています。そうしたなか美術館がどういう役割を果たせるのか、どういうことに期待をしているのかレクチャー参加者様と話し合いました。


 

caak21_takahashi3.JPG

 

美術館は、まちなかの人や情報を結びつけるモノの中心であり、アーカイブのような継続的なものが求められているといった意見が多く聞こえました。

まちなかアートプロジェクトにおいては、美術館が参加することで明確なビジョンを持って市民を動かすことになるが本当に良いのか、機材提供などのサポート役に徹した方が良いという意見が出ました。


中心市街地が空洞化した『まち』では、人の滞留と流動が小規模となっており、人が歩いているだけで幸せだったりするそうです。

ハードを持った美術館では、お客さんが美術館によって帰るだけで、まちなかに行くことはそれほどありません。まちなかアートプロジェクトを開催することで、地図を持って『まちを歩く』ことで、まちなかに人を呼び都市を活性化させます。

現代美術館に限ってですが、人々の意識は、『美の殿堂=美術館』という本来の役割から離れ、まちづくりをすること・人と人を結びつける装置としての役割が期待されているのかもしれません。


皆様は、美術館に何を期待して、何に期待していませんか?

お時間があれば、コメント欄にお願いします。。


caak21_takahashi4.JPG

レクチャー後のパーティー・・・料理テーマは、韓国。

チゲ鍋おいしかったです。

今回、のり巻きがありますが、巻くものがなかった為段ボールに切り込みを入れて、巻きました。(注:サランラップを敷いてあったので衛生上は大丈夫です。




高橋さん、ありがとうございました!!

次回のレクチャーをお楽しみに。


(YW)




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