みなさま。
いつもお世話になっておりますー。
12月に入りCAAKレクチャーシリーズはたて続けに行われました。
平田さんに続き今回はスイスの建築設計事務所diener&dienerに勤務している
木村浩之さんにお願いしました。
テーマは「ディーナー&ディーナーの試み」です。
ディーナー&ディーナーはスイス・バーゼルを拠点にヨーロッパ各地でプロジェクトを展開しています。
歴史的な建築物の壊れた部分を建物の型を取ってコンクリートで復元したドイツの博物館改修のプロジェクトや、修道院の中庭のような、雑木林を囲む部屋のある北海道のホテルのプロジェクトを紹介して頂きました。
町家の保存・改修とはまた違った保存の考え方を学びました。
建物の保存については、建築の構造、コンクリートや木によっていろいろな考え方、方法がありますね。例えば中庭、アーチ、レンガ、金沢では町家の格子、通り庭、吹き抜けといった、人と人とが歴史、文化、経験として共有した建物の各要素は、社会の中で建物を一緒に考えていくのに重要ですよね。
建築はいろいろ共有できる言語をもっているのだなと実感しました。そういうところをうまく設計して改修し、残していくことができれば、歴史とその空間を使う人と一緒にいきいきと成長していく空間がつくれるかなと思います。
紹介されたプロジェクトはそういう部分を取り入れて設計しているのかなと思いました。
レクチャー後はみんなでパーティ。
展覧会『都市へ仕掛ける建築ディーナー&ディーナーの試み』が東京のオペラシティで1/17〜3/22まで行われます。ぜひ見に行きましょうー。
木村さん、ありがとうございましたー!!
(NN)
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