我が家に「お湯」という文明開花がおとずれましたー!!!!!!!!
今までガス湯沸かし器がはずされていてお湯がでませんでした。
水で顔を洗い、水で食器を洗い、お風呂は銭湯通い。
結構鈍感な性格ですが、この冬はどうなるのかと思っていたところ。。
びっくり。
蛇口から出る液体があったかい。
レジデンスされるみなさん、これで真冬も安心ですよー。
(NN)
我が家に「お湯」という文明開花がおとずれましたー!!!!!!!!
今までガス湯沸かし器がはずされていてお湯がでませんでした。
水で顔を洗い、水で食器を洗い、お風呂は銭湯通い。
結構鈍感な性格ですが、この冬はどうなるのかと思っていたところ。。
びっくり。
蛇口から出る液体があったかい。
レジデンスされるみなさん、これで真冬も安心ですよー。
(NN)
みなさま
いつもお世話になっております。
2008年最後のCAAKレクチャーシリーズは、千葉トリエンナーレ(以下チバトリ)の実行委員長の神野省吾さんをお招きしました。
今回は、チバトリでスタッフとして関わった千葉県の大学生18名も来沢しました。
まず、県外の学生が多く訪れたので、レクチャー前にCAAKのコンセプトやこれまでの活動など説明させていただきました。
次に、金沢アートプラットホームで、古い町家を展示会場に使い、暗さのなかでかすかに見えてくる風景の美しさがあるのではないか、というテーマで製作された『ウシミツ』の作家である高橋治希さんもレクチャーしていただきました。
高橋さんが設立の準備をされている、2009年4月1日にオープン予定の任意団体『アートグミ(NPO申請中)』のコンセプト、拠点の建築物に関する説明をしました。
アートグミの『グミ』は、1組2組の「組」、ものを「くみ」合わせる、お菓子の「グミ」という3つの意味を持っています。
アートグミの拠点は、金沢の台所である近江町市場の近くにある旧地方銀行です。
これは、村野藤吾氏が設計した昭和7年の建築で、内観はトロな雰囲気を残しています。曵き屋によって、元あった位置から約20Mも移動しています。
金沢アートの発信や世界のアートの情報を発信・収集して、アートに関わりたいと思っている人が、アート情報に関わりやすく、見やすくなるように活動していきます。
情報収集だけでなく、イベントや展覧会が開けるスペースの1、2階を活用できるそうですよ。
アートとまちづくりをつなげる接着剤としてアートグミが活躍することは、金沢をさらに「いきいき」としたまちにして行きそうですね。
変わって、神野真吾さんが千葉アートネットワーク・プロジェクト『WiCAN』、千葉トリエンナーレと横浜トリエンナーレの違いを説明していただきました。
WiCANは、千葉大学の授業です。つくるシリーズの「文化をつくる」受講生がプロジェクト実施することで単位になります。
大学の授業でありながら、美術館、まちづくりNPOなどと連携し、アートを核にした活動をおこないます。
神野さんは、WiCANの引き継ぎ時に正しい・正しくないを追体験することがアートであると考え、やることを目的化しない、商店街などのネットワークが学生だからしょうがなく付き合ってくれていたことなどが問題点として見えたそうです。
横浜トリエンナーレ2008のテーマは「タイムクレヴァス」であり、大きな予算を昔の特権意識に根ざした美術のあり方を目指したものでした。
一方で、同時期に開催したチバトリは「等身大」をテーマとし、日常的の感覚でわかりやすい作品を集めた「ひらがなアート」というタイトルがつけられました。
WiCANの参加者は、美術・アートが専門でない学生も参加しています。
この条件は、アートプロジェクトに不利だと考えがちですが、現実社会のモデルと見立てると社会におけるアートの可能性を広める場として最も適していると考えられると思います。
金沢アートプラットホームも美術・アートに触れたことのなかった人もアートを通して、コミュニティを創り、何かをつかみ取り都市を『いきいき』とした活動の場としていくという所が似ていますね。
レクチャー後は、みんなでパーティ。
みなさま。
いつもお世話になっておりますー。
12月に入りCAAKレクチャーシリーズはたて続けに行われました。
平田さんに続き今回はスイスの建築設計事務所diener&dienerに勤務している
木村浩之さんにお願いしました。
テーマは「ディーナー&ディーナーの試み」です。
ディーナー&ディーナーはスイス・バーゼルを拠点にヨーロッパ各地でプロジェクトを展開しています。
歴史的な建築物の壊れた部分を建物の型を取ってコンクリートで復元したドイツの博物館改修のプロジェクトや、修道院の中庭のような、雑木林を囲む部屋のある北海道のホテルのプロジェクトを紹介して頂きました。
町家の保存・改修とはまた違った保存の考え方を学びました。
建物の保存については、建築の構造、コンクリートや木によっていろいろな考え方、方法がありますね。例えば中庭、アーチ、レンガ、金沢では町家の格子、通り庭、吹き抜けといった、人と人とが歴史、文化、経験として共有した建物の各要素は、社会の中で建物を一緒に考えていくのに重要ですよね。
建築はいろいろ共有できる言語をもっているのだなと実感しました。そういうところをうまく設計して改修し、残していくことができれば、歴史とその空間を使う人と一緒にいきいきと成長していく空間がつくれるかなと思います。
紹介されたプロジェクトはそういう部分を取り入れて設計しているのかなと思いました。
レクチャー後はみんなでパーティ。
展覧会『都市へ仕掛ける建築ディーナー&ディーナーの試み』が東京のオペラシティで1/17〜3/22まで行われます。ぜひ見に行きましょうー。
木村さん、ありがとうございましたー!!
(NN)
みなさま、寒い日が続きますね。今年もあと僅か。
どうかお体をご自愛くださり、よいお年をお迎えください。
建築家の平田晃久さんをお招きして、レクチャー&パーティを行いました。
どういうことを考えて建築の設計をしているかを家具から住宅、公共施設までの大小いろいろなプロジェクトを紹介しながら説明しました。
議題は「空間の自然」
自然物の成り立ちに焦点をあて、建築の生成の原理を設計する。
SKY(そら)、SEED(たね)、PLEAT(ひだ)
生き物のように建築を捉え自分自身の生成原理をもった建築をつくろうとしてます。
珊瑚礁のようにひだがいっぱいある空間や、キャベツの断面のように連続しているけども全体はみえない空間。床を積層してプランニングする概念とは別の概念をつくり続けています。
横浜のトリエンナーレ イエノイエプロジェクトでは。屋根は奇妙な人工物だけど、自然物にちかいもの。柔らかくしきる。頭はつながってないけど足元はつながっている。自然の地形の成り立ちに近い建築ですね。
生成された原理が建築に必要なのはなぜか。そこに社会とかかわる要素があるのかなと思い聞いていました。
自然の生成の形をどういう風に建築の立体のあり方に実現できるか。ひとつひとつの発見がたいへん興味深かったです。
ひだひだのかたちは表面積を増やして光合成する自然植物の特徴。成り立ちのレベルでかたちの本性を引き出して。形の原理をつくり、自然に近づくような建築を目指しています。
レクチャーの後はパーティ。
参加学生さんは平田さんを囲みお話に耳を傾け、建築の議論が続きます。
今回は寺町の町家で行いました。建築家やアーティストと身近に語り合える場所としてはこのくらいのスケールの方がいいですよねー。
平田さんありがとうございます!
また次回CAAKレクチャーシリーズをお楽しみに!!
(NN)
CAAKは、12月22日、スイスの建築設計事務所、ディーナー&ディーナーで設計の仕事をされている木村浩之さんをお招きし、レクチャーとパーティを行います。レクチャーでは、ディーナー&ディーナーのプロジェクトをはじめとして、実際にスイスの現場で仕事をされている立場から、スイスやヨーロッパの建築事情についてお話しいただきます。都市と建築の関係について、議論できる機会にしたいと思います。年末のお忙しい時期ではありますが、是非、この機会にお集まりください。
なお、2009年1月17日からは、東京のオペラシティアートギャラリーで「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」が開催されます。
http://www.operacity.jp/ag/exh102/
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CAAK Lecture 19
木村浩之レクチャー&パーティ「ディーナー&ディーナーの試み」
【日時】2008年12月22日(月)19:00スタート
【会場】寺町の町家(金沢市寺町2-3-4)
【講師】木村浩之(建築家、ディーナー&ディーナー所員)
【参加費】1,500円(パーティに参加されない方は、1,000円をご返却いたします)
【定員】40名
【スケジュール】
19:00-19:30 レクチャー
19:30-20:00 質疑応答
20:00-21:30 パーティ
【主催】CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa
【お問い合わせ】office@caak.info
※要事前申し込み(参加ご希望の方は、お手数ですが、offce@caak.infoまでお名前と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込み下さい)
【URL】http://www.caak.info/
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CAAK Lecture 19
KIMURA Hiroyuki Lecture & Party, "Projects of Diener & Diener"
Date: Monday, December 22, 2008
Time: 19:00-21:30
Venue: Machiya in Teramachi (Teramachi 2-3-4, Kanazawa)
Lecturer: Hiroyuki Kimura (Architect, from Diener & Diener Architekten)
Admission: 1,500 Yen (CAAK refund 1,000 Yen to whom will not attend the party)
Capacity: 40. Booking Required
Organized by: CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa
Contact:
Please send e-mail to office@caak.info with your name and your contact
information. Prior booking required due to the limited space.
URL: http://www.caak.info
The lecture will be in Japanese.
みなさまお久しぶりです。いかがおすごしでしょうか。
金沢のまちは紅葉。木には雪つりが設置され始め、道路は除雪用の水が。
街全体で冬の支度が整えられてきました。
CAAK寺町の町家は初の冬越えをこれから迎えます。ドキドキ。
さて、
CAAKでは金沢アートプラットホーム2008のエクステンションとして展覧会を寺町の町家で開き、
それと関連して久しぶりのCAAKレクチャーシリーズを建築家中山英之さんをお招きして行いました。
中山英之さんは伊東豊雄事務所から独立され、SD賞や住宅建築賞、六花亭のコンぺを受賞された
今後の動向に注目を浴びている建築家の一人です。
レクチャーのテーマは「絵に描いた空間。」です。
今回参加人数の超過により、金沢21世紀美術館シアター21をお借りしました。
初、寺町の町家とは別の会場。
いつもと違うピリピリした雰囲気。
満員御礼。
多数のご参加、誠にありがとうございます。
飛び入りゲストはアトリエ・ワンの貝島さん。
中山さんのお話は東京芸術大学在学時に設計で考えていたことから、
現在の作品につながる建築する思考のプロセスを当時の作品や絵から解説されました。
服はどこまで服なのか。
窓が家の中の行為によって移動する住宅。
住宅「2004」。
六花亭コンぺ「おにぎり販売所」。
中山さんは伊東豊雄事務所で多摩美術大学図書館、松本市民劇場などの設計に関わっています。
中山さんの建築は、ワンルームで床やテーブル、段差、構造体で分節し、
食卓の上のコップ、そこからあそんでいる子どもが見えたり、
空間の中で、細部の人と人、ものとの関係をスケッチで細かく描写し建築に展開しています。
絵の中の人と空間はみごとに生き生きしています。
状況を何枚も絵に描き、状況から建築を構築する手法。
おみごとです。
原っぱでキャッチボールをすることでうまれる空間の絵など、
絵の中心はだいたい空白で、関係でできる空間を見つめているのがよく分かりますね。
CAAKでも何気ない町家を使い、人が来て、お話をすること、人が聞くことで
新たな楽しい状況、場、関係がそこでうまれます。
中山さんはその状況を想定して設計に組み込んでいるんだなと思いました。
最後はホワイトボードに絵を描いて思考のプロセスを説明。
貝島さんからは「独白」ではないかというコメント。
うむ。なるほど。でもそれを施主さんと共有しているのであれば「独白」ではないのかな。
中山さんが設計当時の何も分からない状況から、
「絵を描く」というできることをひたすら行動する勇気。
ほんとうに感激です。勇気づけられました。
レクチャー終了後、外のラウンジでドリンク。参加者が次々と中山さんを囲みます。
二次会はパドル。
最後にはアトリエ・ワン塚本さんも合流。
みなさん、深夜まで話題は絶えず盛り上がりました。
3次会はとある町家。。
中山さん、本当にありがとうございました。
また次回CAAKレクチャーシリーズをよろしくー。
(NN)